ユリブログ
私の好きなもの、好きなこと、好きな人。

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何度でも出逢い直してしまう
広い駐車場。
誘導員に案内されて車を停めた、その前には見覚えのある黒い車。何度もそれを探して駆け寄っていってた、見覚えのあるナンバー。

仕事絡みの会だから同じ会場にいるのは覚悟してたけど。


たまたま通りかかった廊下で、

ふと顔を上げたとき、



彼の視線とぶつかった。

初めて出会った時みたいに。



当たり障りのない短い会話を交わして、何でもない表情でお互いに離れた。
もうどーでもいい人、みたいに振る舞うくせして、

「やっぱりゆりを抱き締めたい」

そんなメールを送る彼。

抱き締めてもらいたい、

と一瞬でも思ってしまう私。


離れて半年以上経って、もう大丈夫だと思ってたけど、引き寄せられてしまう。爪先から髪の先まで、体も気持ちも。
抗うことで精一杯。
: 恋のはなし : comments(6) : - : posted by yuri
出した答え
 こんなにばかみたいに好きになるのも、愛してるって言えるのも、あなたで最後。

 俺はずっと愛してる。今度会ったら抱き締めるから。


 そんなメールを送り合って、終わった。
 終わりにした。
 7年間の甘くて苦しい関係。




 その日は同じ飲み会に出ていて、2人でこっそりと抜け出すはずだった。久々の逢瀬をずっと前から計画していたから。
 彼は他の女の子と話をしていて、私も他の男の子と話をしていた、その時、彼の嫉妬に火がついた。

 周りにバレるかどうかの、ぎりぎりのところで容赦なくぶつけられる嫉妬の感情。
 煽られて沸き上がる私のヤキモチ。
 こんなに好きなのに何でなんでなんで。

 そして、ふと、思ってしまった。

 お互いに苦しくて醜い想いをしてしまうこの関係は、多分、違う。


 違う。

 どんなに一瞬の蜜月があったって。
 こんなに苦しいのがたくさんなのは、違う。
 そばにいる時間に嫉妬しかさせられないのは、違う。

 違うのなら、そこに彼を巻き込ませるわけにはいかないし、私はそこに関わることもない。





 そう思うことにした。
: 恋のはなし : comments(6) : - : posted by yuri
揺れる/2009.11.24

前にも同じ感覚を味わったことがある。

好きでいたいのに、その気持ちが少しずつ離れていく感覚。
好きになってしまった時と同じように、あらがえない強さの。


あの時と本当に同じなのか。
どうして、こんなに心が揺れてしまう。

: - : comments(4) : - : posted by yuri
タブーな言葉/2009.2.11

 私の中で、それを口にするのはためらわれるような言葉を、どうして彼は当たり前のように言う。

 愛してる、も。
 結婚したい、も。

 俺の子供を産んで、も。


 どうしようもないことなのに。
 どうしようもないから、なのか。

: - : comments(0) : - : posted by yuri
逢瀬、密かに。/2009.1.24

 お酒の席で、不意に彼が隣に座ってきた。
 お互いに何でもない表情をして、当たり障りのない会話。最初のうちは。


「キスしたい。」


 周りの人たちが他の話題で賑わう中で、掻き消されてしまうような彼の小さな声。


「ここで?」
「今すぐしたい。」
「みんなが見ちゃうよ?」
「じゃあ、抜け出そう。俺、出るから、ゆりも後から出てきて。」
「ん。」


 お店は川沿いのホテルの一角。店を出てホテルの外に出ると、眼下には大きな川。上にはくっきりとした星空。
「寒いねー。」
 先に出ていた彼の隣に立つと、後はもう彼の腕の中だった。あっという間に。
 久々に触れる彼の体。忘れちゃってもおかしくないくらい久々なのに、抱き締められた瞬間に全部思い出してしまう。
 愛しくて、嬉しくて、なのにちょっとせつなくて、甘えたくて、
「ゆり、どしたの?」
 名前を呼ばれて泣きそうになって。
「会いたかった。」
 キスをしてもっと欲しくなって。

 

 50メートルも離れてないトコロではみんながワイワイと騒がしく飲んでるのに。
 誰が突然店を出てくるかもわかんないのに。
 そんなのどうでもいいくらい、彼を抱き締めた。


 そして抱き締められた。貪るようなキスと一緒に。

 密かに。

: - : comments(0) : - : posted by yuri
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